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3.21.2019

セミナー
中村書体と筑紫書体

4月21日に、名古屋の国際デザインセンターで「名古屋意匠勉強会ナルホ堂」と「フォントプラス」のコラボレーションセミナーとして、「中村書体と筑紫書体」を開催します。「ゴナ」「ナール」他多数の名作書体を生み出している中村征宏さんと、今話題の筑紫書体の作者、藤田重信さんをお招きして、自身の制作した書体について語っていただきます。さらに、中村さんと藤田さんの対談も開催します。
このセミナーは「フォントおじさん」でおなじみ関口浩之さんの協力により、実現しました。
愛知県出身者には、凄いタイポグラファ(書体デザイナー・グラフィックデザイナーなど)がとても多いにもかかわらず、タイポグラフィに関するイベントやセミナーが少ない現状をどうにかしたい、と考えてずっと活動してきましたので、嬉しい限りです。

3月19日に募集を開始したところ、反響が大きく、3月21日現在で多数の申込みをいただいています。先着順なので早めの申込をお勧めいたします。
今回のフライヤーでは、どうしても「ゴナ」「ナール」を使わねば! というこだわりで、写植アウトラインサービスを利用しました。その他の部分は「ハイパースクエア(中村さん作)」と「筑紫書体」を使用しています。イラストはおなじみ安楽雅志さん。書体には詳しくないにもかかわらず、セミナーのコンセプトを見事に表現してくれました。

「名古屋意匠勉強会ナルホ堂」は、昨年から開催している「そうさす・TIPTOP・ひげラク図絵社」の合同セミナーシリーズから発展し、クリエイター向けのイベントやワークショップ・セミナーなどを積極的に開催するユニットとして活動を始めます。

「日本語デザイン研究会[中部]」は、「ナルホ堂」イベントをメインとして活動しますが、加納佑輔個人の活動として今後も継続します。

ナルホ堂ロゴマーク
(マーク:中森浩二/ロゴタイプ:加納佑輔)

マーク部分は中森浩二さん(TIPTOP)作。「!」「?」マークを融合させたアイデアで、クリエイターの驚きや発見を表現しています。文字部分は加納佑輔(そうさす)作で、ダジャレっぽいネーミングを「ちょっとまぬけ」な感じでレタリングしました。下部の「名古屋意匠勉強会」部分は「UD角ゴC80」を加工したものです。

【ダウンロード】
フライヤーデータ

【お申込】
申込みフォーム


【関連リンク】
フォントワークス/4/21(日)名古屋意匠勉強会ナルホ堂主催「筑紫書体と中村書体」に藤田重信が登壇します
FONTPLUS/4/21(日)『中村書体と筑紫書体講座』を共催します(powered by FONTPLUS DAY in 名古屋)

11.27.2018

12月のセミナー

12月13日にフェローズさんの名古屋支社にてセミナーを開催します。
内容は、デザインのクオリティをさらにアップさせるための、書体の選び方と組み方を中心とした話となる予定です。対象は学生・新人デザイナー、これからタイポグラフィの勉強しなおしたいプロの方、などとなります。

興味のある方は下記にてお申し込みください。
◉お申し込みページ

11.24.2018

2019年カレンダー

恒例のカレンダーも今回で5回目です。

はたしてどれだけの人がこのカレンダーをダウンロード・使用しているのか、確認していないのですが、自分で使うためのものなので制作、今回もデータを公開します。

コンケラーシリーズにプリントしてみました

今回もいつもと同じように「インテリアの邪魔にならないデザインであること」に重点を置き、さらになるべく新しいフォントを使用するようにしています。

基本的にカレンダーは、インテリアにとってマイナスになることが多いと感じています。この時期にいつもカレンダー売り場を見るのですが、本当によいデザインのカレンダーはとても少ない気がします。これは金具や中綴じ仕様など、カレンダーの構造的な問題・制限もあると思います。
このカレンダーは、穴を空けてピンで壁に掛けるだけというとてもシンプルなものです。今回はPDFデータに穴開け用のポイントを入れておきました。3ミリ穴の穴開けパンチを使用することをお勧めします。

気に入ったらプリントアウトして使ってみて下さい。


使用書体

月漢字   …味明モダン
月かな   …味明 TA-行
月数字   …Didonesque Ghost
月英語   …筑紫Aヴィンテージ明朝L
年・日数字 …Orpheus
祭日名   …筑紫Bヴィンテージ明朝S



◉ダウンロード
2019カレンダー(A4サイズ)

※データのダウンロード、プリントアウトはご自由にどうぞ。営利目的の使用は不可とします。データの改変も不可です。

11.20.2018

草叢BOOKSさんでの
セミナー

前回のエントリで告知していた10月18日の『クリエイターのためのタイポグラフィ入門講座』は、名古屋の中心地から少し離れた場所で、平日にもかかわらず、25名の受講者が集まりました。そのうち10名程度が学生さんであったことが嬉しかったです。
内容はこれまでのセミナーを開催してみた感触をふまえて、実用性の高い内容を増やしたりしました。
全体として、初心者向けとはいえプロを対象としているので、学生には難しい部分も多かったと思いますが、終了後に「すごく面白かった」などの感想をいただきました。これがきっかけとなり、タイポグラフィに興味を持ってもらえたら、と思います。

今回のセミナーに限らず、私が登壇するセミナーは「初心者向け」で「タイポグラフィに興味を持ってもらう」ことに重点を置いています。ここでいう「初心者」は学生や、ウェブデザイナー、新人デザイナーなどです(とはいうものの、ベテランデザイナーでも「知ってるつもり」になっていて、実は文字組みや書体についてあまり勉強をしていないケースも多く見られます)。そのため、告知チラシのデザインや文章などはタイポグラフィをバリバリやっている方には、疑問に思うこともあると思います。今回のセミナーも、タイポグラフィは楽しいものであり、デザインをやるうえで役に立つ技能であることを前面に押し出し、「とっつきにくさ」をあえてなくそうという方向性です。


今後もこのようなセミナーは続けていきます。次回は12月13日にフェローズさんで行います。内容が確定したらこのブログでもお知らせします。





5.14.2018

6月に
タイポグラフィの
セミナーを開催します。

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6月に名古屋・栄でタイポグラフィ関連のセミナーを開催します。このセミナーは「基本講座」とあるように基本的な考え方や学び方に重点を置いてお話しします。グラフィックデザイナーやDTPオペレーター以外の職種の方にもわかるような説明を心がけます。
デザイナーではないけどフォントに興味のある一般の方も歓迎です。

平日の夜なのですが、興味のある方はどうぞ。

フライヤーのインパクトあるイラストを描いてくれたのは安楽雅志さん。
自由に描いてもらって、後からレイアウトを考えたのですが、ちょっとアングラっぽいデザインになって気に入っています。

◉ダウンロード
フライヤー(申込み用紙込)





2.08.2018

タイポグラフィのミニセミナーを行いました

2017年の9月と11月にタイポグラフィ初心者のためのミニセミナーを開催しました。2018年2月21日にも同様のセミナー開催が決定しています。3回ともほぼ同じ内容で、フォントの選び方や文字組みについて基本的な考え方を解説しています。

個人的に、名古屋の専門学校でデザインを勉強した身として常々感じていることは、タイポグラフィに関する教育が足りなさすぎる、ということです。この地区で街に溢れるチラシやフリーペーパー、雑誌等を見ると、そもそも「組版」とか「本文組み」という概念自体が存在しないデザインが散見されます。これは私自身にも言えることですが、そもそも学校で習わないために、文字組みの知識がないままプロになってしまっているということです。そのため「文字組み」と言われても「すでに知っている」つもりになっているケースがとても多いのではないでしょうか。

このような状況は、名古屋地区でタイポグラフィのセミナーや展覧会がほとんどないことでさらに悪化しているように思います。名古屋のデザイナーの多くは、タイポグラフィを勉強する機会すらないのです。
本来、私としては自分がまだまだ勉強中だと考えていたので、タイポグラフィを「学びたい・習いたい」と思っていたのですが、タイポグラフィへの「とっかかり」すらない名古屋では、まずはタイポグラフィ初心者(タイポグラフィ仲間)を増やすことが重要だという結論に至りました。そこで、まずは「初心者」になるためのセミナーを、自分で開催することにしたのです。



参加して下さった皆さんからは「初めて知った」「とても勉強になった」などの評価をいただいております。すでにデザイナーとして実績のある人も多く参加して下さいました。「初心者向け」とはありますが、バリバリのプロの方も大歓迎です。今後もSNSを中心にセミナーの告知はしますので、よろしければ参加してみて下さい。

1.08.2018

組継ぎ本手帳2018

※PDFデータ配布しています。

2018年の組継ぎ本スケジュール帳を制作しました。

市販の手帳は毎年一通りチェックするのですが、デザインがよいものや便利な機能がついている手帳は、千円〜数千円しますし、かといってシンプルで安いものはデザインがよくないので、自作しています。

せっかく作ったので、毎年制作データを配布しています。よろしければダウンロードして使用してください。







*組み立て方
1. PDFデータをダウンロード
2. PDFデータを、偶数ページ/奇数ページで両面印刷する(B5サイズ)
3. 説明用紙を参考に、それぞれの紙を2つに折り、A、Bに分けて切れ込みを入れる
4. Bの切れ込みにAのページをくぐらせて、製本する
5. お好みで表紙カバーをダウンロードし、420mm×257mmの用紙に印刷、
  線に沿って山折りし、書店のブックカバーの要領でカバーを掛ける



*組継ぎ本参考リンク(詳しい組み立て方など)
組継ぎ本実技(YouTube動画)

◉ダウンロード







11.08.2017

2018年カレンダー

※PDFデータを配布しています。

恒例のカレンダーのダウンロード配布です。

今回は、「筑紫Q明朝」の数字の面白さに焦点を当てたデザインとなっています。





使用書体

数字  …筑紫Q明朝
月かな …解ミント
月英語 …Henderson sans
曜日  …弘道軒清朝体復刻版
元号  …モトヤ正楷書
西暦  …筑紫Q明朝・はせ筆
祭日名 …筑紫アンティーク明朝+さよひめ



◉ダウンロード
カレンダー2018(A4サイズ)

※データのダウンロード、プリントアウトはご自由にどうぞ。営利目的の使用は不可とします。データの改変も不可です。

11.03.2017

書体を楽しむ栞

文庫本などで使用し、書体(本文)を見分ける習慣をつける楽しさを知ってもらうために、以前「なのしおり」というものを制作していました。

今回「なのしおり」に一文字追加し、内容をアップデートした「書体を楽しむ栞」を制作しました。「なのしおり」の時は、プリンタ出力したものを直接配っていましたが、面倒なので印刷に出しました。印刷代は少しかかりましたが、無料で配布します。
セミナーに参加してくれた方や、会った人で「ほしい」と言ってくれた人にどんどんお渡しします。

欲しい方は、メールやメッセージ(Twitter:@estosdr)を当方まで送って下さい。
セミナー等でまとまった枚数を配布したい場合も気軽にご相談下さい。



4.20.2017

書体の誕生 講演&展示

4月14–16日に大阪で、フォントに関するイベント「書体の誕生」が開催されました。2014年の第一回目に比べ、今回は参加するフォントベンダーも4社に増え、内容もさらに充実したものになりました。15日、16日にはそれぞれ講演会も行われました。
以前の予告通り、展示には私が制作した展示パネルを出品しました。



【展示】
イワタ、白舟書体、フォントワークス、モトヤの4社による展示の他、手動写植機の実演・展示、坂野公一さんと長久雅行さんの装丁展示、長久さんと私の制作パネル展示といった構成でした。
全体をざっと見渡して、最初に目についたのが、白舟書体の元字展示。フォントになっているものと全然違う! フォント製作用に書家の方が書き起こした文字は、当然にじみやかすれがフォントよりも強く、文字としての魅力に溢れていました。今後、このアナログ感をどこまでフォントで再現できるか、ということが重要になってくるのでは、と思い、担当の方に「もっとアナログ感をお願いします」と伝えました。
モトヤは、以前モトヤ本社の資料館でも見学させていただいた、昔の活字見本帳や、活字の母型など、資料的価値の高い展示が多い印象でした。
フォントワークスは、最近リリースされた「筑紫新聞明朝」と「Monotype Lets」の話題性ある展示が印象的でした。
イワタは、新しい書体として展示されていたイワタ新ゴシック用かな書体や、予告としてパンフレットに出ていた「金属活字直系超極太明朝体」や「丸ゴシック体」が気になりました。

私が展示出品したのは4社の『楷書系書体比較』と、その楷書系書体の漢字を用いて作成した『合成フォント見本帳』です。私がこの展示を出品するのは、書体の楽しさ・奥深さを色々な人に味わってもらいたいからです。デザイナーやWeb、DTP関係の方の何らかの参考になれば、と思います。



PDFデータを用意しましたので、会場でじっくり見られなかった人や、行けなかった人などはダウンロードしてみてください。

◉ダウンロード
・楷書系書体見本
・合成フォント見本帳_弘道軒清朝体復刻版編(通常版|組継ぎ本版)
・合成フォント見本帳_モトヤ楷書編(通常版|組継ぎ本版)
・合成フォント見本帳_白舟楷書編(通常版|組継ぎ本版)
・合成フォント見本帳_グレコ編(通常版|組継ぎ本版)

※組継ぎ本版は、A3サイズに見開き・両面刷りで出力して、組継ぎ本形式で製本できるようになっています。


【講演】
坂野公一さんの講演は、よく使うお気に入り書体の話や、実際のデータを開いての、デザイン制作の方法や設定など、とても参考になるお話でした。
その後は藤田さんと坂野さんのトークセッション。藤田さんのこれまでの書体デザイナーとしてのキャリアと、筑紫シリーズの話、その後どのように新しい書体に取り組んでいるか、という話のなかで、坂野さんがデザイナーとして色々な質問をする、という形式で、リラックスした雰囲気のなか、時折飛び出す藤田さんの本音が面白かったです。こういう話は、実際に足を運ばないと聞けないので、とても貴重な講演だったと思います。
印象的だったのは2人とも自分が「主流ではない」といったニュアンスのことを言い、単に自身が好きなデザインを追求しているだけと話していたことです。にもかかわらず、客観的に見れば2人とも商業的な成功を成し遂げているわけで、本当に凄いことだと思いました。



2つの講演が終わった後、「フォントかるた」大会が開催。20人以上が参加し、予想以上に白熱しました。形状が似ている紛らわしい書体も含む、48種類の札を見分けて、争奪する様子は滅多に見られない異様な光景だったかもしれません。私の成績は12枚程度と、まずまずの成績でしたが、やはり自分が普段使用しないポップ系の書体は難しかったです。

その後、関口さんによるWebフォントの話があり(そうさすのWebサイトも事例として紹介していただきました)、この日のイベントは終了。

イベント後の懇親会では、書体好きなデザイナーの方や、フォントデザイナーの方などと、たっぷりと書体の話ができて楽しい1日を過ごすことができました。

3.28.2017

「書体の誕生」の展示参加します

すでに発表がありましたが、大阪DTP勉強部屋主催による、イベント「書体の誕生」が今年も開催されます。今回も日本語デザイン研究会[中部]として、展示を少しお手伝いさせていただくことになりました。現在展示パネルを制作中。

今回は、フォントワークス株式会社、株式会社イワタ、株式会社モトヤ、株式会社白舟書体の4社が参加とのことで、この4社のフォントで、私なりに書体の面白さや楽しみ方を提案できれば、と考えています。


講演会もとても魅力的なので、お勧めです。

「書体の誕生」詳細

1.07.2017

組み継ぎ本手帳 2017

※PDFデータ配布しています。

昨年、制作した「組み継ぎ本手帳」を1年間使用してみてなかなか便利だったので、今年も制作しました。

デザイン面でのマイナーチェンジをしましたが、基本的には昨年のものとおなじ仕様です。




今回は「羊皮紙」に印刷

説明用紙

組み立て方
1. PDFデータをダウンロード
2. PDFデータを、偶数ページ/奇数ページで両面印刷する(B5サイズ)
3. 説明用紙を参考に、それぞれの紙を2つに折り、A、Bに分けて切れ込みを入れる
4. Bの切れ込みにAのページをくぐらせて、製本する

組継ぎ本参考リンク(詳しい組み立て方など)
組継ぎ本実技(YouTube動画)

◉ダウンロード







12.23.2016

2017年カレンダー

※PDFデータを配布しています。




2016年も終わりが近づき、今年も研究会としての表だった活動がほとんどできなかったことを反省しています。
現在、名古屋(とその周辺)でタイポグラフィを流行らせるために、どうすればよいのか、色々と調査・準備中です。いずれ何かやります。

さて、恒例となりつつあるオリジナルカレンダーを制作しました。
2016年版を1年間自分で使用してみて、改良しました。

デザインのコンセプトは、以下の通りです。

・書体の選定にこだわる
・インテリアの邪魔をしないシンプルで美しいデザインを目指す
・PDFデータ配布のために、プリンタの性能に依存しないデザインにする
・無料配布のカレンダーとして、最良のデザインを目指す

カレンダーというものは、冊子のように束になっているので、壁に掛けるとインテリアを損なう、と常々思っています。どうしても生活感が出てしまうものです。
ですので、ここで配布するカレンダーは1枚ずつプリントアウトして、製本せずに使用する形式を採用しています。キレイに貼れば、インテリアを損なうこともあまりないと考えます。
この方式だと、例えば2ヶ月分を同時に並べて貼りたい場合にも使えますし、張り方も縦にも横にも並べられます。データの用紙サイズはA4ですが、用途に応じて拡大・縮小してもよいと思います。
プリントする用紙も、お使いのプリンタとの相性も考えつつ選んでみると楽しいかもしれません。

仕事場用にA3サイズに拡大して貼ってみました

使用書体については、今回は「彫刻系」の繊細で鋭い書体を中心に選んでみました。

月漢数字  ……光朝
月かな   ……痩金体
月英語・数字……Cochin
曜日    ……花胡蝶
年漢字   ……凸版文久見出し明朝体
祭日名   ……筑紫アンティーク明朝



◉ダウンロード
カレンダー2017(A4サイズ)

※データのダウンロード、プリントアウトはご自由にどうぞ。営利目的の再配布や、印刷は不可とします。データの改変も不可です。

10.28.2016

なのしおり更新    ゴシック体編追加

昨年公開した「なのしおり」、裏面用にゴシック体編を制作し、アップデートしました。両面刷りで、プリンタ出力してご利用下さい。

※「なのしおり」制作の経緯についてはこちら

ゴシック体の選定には迷いました。「世間でよく使われている」「手に入れやすい」「おすすめしたい」の3つの基準から、バランスよく選定したつもりです。

しおりの大きさは文庫本を想定していますので、小さいですが、ゴシック体編も加わったことで、雑誌などにも挟んで使っていただければ、と思います。





◉ダウンロード(PDF)

1.03.2016

カレンダー2016

※PDFデータを配布しています。
今年もカレンダーを自作しましたので、PDFデータを配布いたします。
昨年のカレンダーを1年間使用してみて改良しました。今年のものは祭日の名称や罫線が入っています。

◉ダウンロード
カレンダー2016(A4サイズ)

1.02.2016

組み継ぎ本手帳

※PDFデータ配布しています。
※P12に「春分の日」が間違えて記載されていました。データを修正しましたので、ダウンロードされた方は差し替えて下さい。お詫びいたします。(1月2日20:19)
テスト制作1回目 この後若干の調整をした

毎年年末になると、どの手帳を使うのか悩みます。
最近は、スケジュール管理はiPhone→Macで行うので、手帳の重要性は以前よりもだいぶ低くなりましたが、ぱっとカバンから取り出して、手書きで書き込める手帳の利便性は捨てがたいものがあります。
とはいえ、気に入った手帳を見つけるのはかなり大変ですし、よいものは当然ながら高いです。
そこで、以前教えていただいた「組み継ぎ本」の技法を使って自作することを考えました。「組み継ぎ本」には以下のメリットがあり、手帳に向いているのでは、と考えました。

・糊やホッチキスなどを使用せず、紙のみで製本できる
・見開きページの開きがよい
・用紙を選ばない。薄い紙でもボール紙でも製本できる
・見た目以上に強度があり、日常の使用にも耐えうる
・コストは印刷・紙代のみなので、安価でできる

数回のテスト出力をして、調整したところ、まあまあのものができました。製本後、角丸パンチで角を取ると、良い感じになりました。
完成版 キンコーズで用紙違いの2部を出力した

データ制作にはけっこう手間がかかりましたが、せっかく自作するので、私なりのオマケページも作ってみました。
下記にPDFデータを配布していますので、興味を持った方は作ってみて下さい。
用紙をこだわったり、表紙をつけてみたり、いろいろなカスタマイズをしてみると楽しいのではないでしょうか。


◉ダウンロード
日本語デザイン研究会[中部]制作 2016年手帳(B6サイズ)
※B5サイズの用紙に、短辺綴じの両面印刷で印刷して下さい。


「組み継ぎ本」の作り方については以前のエントリ「なの帳PDFデータ」および、下記リンク先を参照して下さい。

・繙蟠録II[「組み継ぎ本」マニュアル][小冊子の製本スタイルのひとつのアイデア]
・前田年昭氏考案「組み継ぎ本」

※今回配布の手帳データは、見開きでB5サイズですが、切れ込みの長さは
Aタイプ……約3mm
Bタイプ……約122mm
で制作してみました。これがベストかどうかはわかりませんが特に問題はなさそうです。


12.22.2015

なのしおり

すっかり更新が途絶えていました。

この1年は思ったような活動ができなかったので、ブログも休止状態に…。
来年こそは、何らかの活動をしたいと思っています。

さて、巷では「絶対フォント感」などという言葉が出てきたり、タイポグラフィ関連の書籍が多く発行されたり、文字に対する関心は以前よりも高まっているような印象を受けます。
名古屋地区でも、文字に関心を持つデザイナーが以前よりも増えたような気がします。
ただ、この地区でタイポグラフィに関するセミナーはほとんどないので「何から勉強すれば良いのかわからない」という人も多そうです。

そこで、以前制作した「なの帳」に続き、「なのしおり」というものを作ってみました。

これは、以前から私がお勧めしている『もじのみほん』(誠文堂新光社)や「なの帳」は、少し持ち運びにくいので、もう少し携帯性に優れた「文字を見分けるツール」があったらよいな、という考えと、私が文庫本を買って読むときに使うしおりで、気に入ったものがない、という個人的な体験から考え出したものです。



これを文庫本に挟んで使うことで、その本の「書体を見分ける」習慣がつけられると思います。習慣化して時間が経てば「フォント感」はある程度身につくのではないでしょうか。

制作にあたって、どの書体を選ぶか、というところで少し悩みました。本来であれば写植書体(石井明朝、本蘭明朝)や、精興社の明朝体、新書も含めるならモトヤ明朝あたりも入れたいところです。

ただ、今回はあくまで「文字好き」のための入口として、手に入りやすくて、多く見かける、初心者向けのチョイスとしました。

下記にPDFデータを配布しますので、興味のある人は使ってみて下さい。
今後、改訂版や見出し用など、展開するかもしれません。

◉ダウンロード
なのしおり(PDFデータ)

1.07.2015

2015年カレンダー

毎年、この時期に半額セールでカレンダーを買うのですが、先日お店で見たら、目当てのカレンダーがセール対象外となっていました。
もう少し待てば、セール品になるかもしれませんが、また行くのは面倒なので自作することに。仕事の合間に作るので、あまり時間をかけずにぱっと作りました。こういうものを作るとき、InDesignは便利ですね。
特に要望があったわけではありませんが、せっかくなのでPDFデータを配布いたします。よろしければご使用下さい。サイズはA4でモノクロです。日曜と祭日のみグレーで表示されています。インテリアを極力邪魔しない、シンプルさを追求しているので、祭日の名称などは入っていません。


少し良い紙に印刷して、両面テープで壁に貼ると良い感じです。


◉ダウンロード
日本語デザイン研究会[中部]制作 2015年カレンダー

9.05.2014

DTPの勉強部屋(名古屋)で登壇しました

2014年8月30日(土)第33回DTPの勉強部屋(名古屋)勉強会にて、当研究会の加納と的場が登壇しました。


これまでデザイン事務所での勤務経験がなく、本や資料での学習や、セミナー、インタビューなどと現場での実務のみで、タイポグラフィ技法を培った2人の話は内容が偏っていたり、違う意見の人は少なくなかったとは思いますが、概ね好評だったようでほっとしています。「技法書にあまり載っていない話をしたい」という目的はある程度達成できたと思います。書籍組版の仕事が中心の方は色々と難しい問題はあるかもしれませんが、グラフィックデザインにおいては「合成フォント」は是非活用して欲しい機能です。時間配分の関係から、一部のパートが省略されたり、練習不足だったりでお見苦しい点などもありました。省略された部分も含まれた、当日のスライドをPDFデータにて公開しますので、興味のある方は読んでみてください。



上記PDFデータは「名古屋DTP勉強部屋」ブログにもアップされます。

※2016年2月追記
スライドデータ「明日からすぐ使える、タイポグラフィ技法」の44–45ページに「合成フォントでは異体字が出ない」との記述がありますが、これはIllustrator(–CC2015まで確認)のことで、InDesignでは切替ができます。異体字に限らず、タイポグラフィの品質にこだわる場合は、InDesignの使用を推奨します。

当日は、当研究会の話だけでなく、東京から来られた博報堂の小杉幸一さんのお話しもあり、個人的に自分が一番欠けている「アイデア」の考え方のお話しが中心で、非常に勉強になりました。当日の様子は近日中に「名古屋DTP勉強部屋」ブログにアップされると思いますので、そちらもご覧下さい。


7.21.2014

既に持っているフォントを、より美しく

こんにちは、的場仁利です。今回は、合成フォントによる、見やすく、美しいフォント、NM-ACUを試作しましたので、シェアさせていただきます。

◉フォントを取り巻く状況

フォントを取り巻く状況は、パソコンの普及やソフトウェアビジネスの変化の中で、少しずつ良くなっています。フォントワークスのLETS(2002年)やMORISAWA PASSPORT(2005年)等の全てのフォントが使える年間契約の登場、Windows 8.1とMac OS X Mavericks(共に2013年)に游明朝と游ゴシックがバンドルされたこと、2014年7月16日にアドビとGoogle等によるオープンソースフォントファミリーSource Han Sans/Noto Sans CJKがリリースされたこと等々、たくさんのポジティブな話題があります。
 しかし、誰もが年間プランに入る予算があるわけではないですし、バンドルフォントや無償のフォントは万能ではなく、数も多くありません。そしてフォントベンダーの感覚とデザイナーの感覚にはずれがあるということもあるのではないでしょうか。

◉内容表示のためのフォントがない!?

私が仕事をする中で、商品の内容表示(一括表示)を作ることがあります。私が扱う商品は、商品自体が小さなサイズのものが多いため、それに伴い内容表示も小さく、法定最低文字サイズの5.5ptにしなくてはならないこともままあります。 このような場合を見越して、私は小級数でもつぶれにくいヒラギノUD角ゴFをベースにした合成フォントを使っていました。
このフォントは、つぶれにくいヒラギノ角ゴシックの漢字に、ゴナ系の仮名と、UD系=Frutiger系の英数字が組み合わされたもので、つぶれにくいだけでなく、モダンでカッコいいデザインで気に入って使っていました。 しかし、ある時このフォントをお持ちでない方とお仕事をご一緒する場面に遭遇しました。この仕事は手早く終わらせたい案件であったため、わざわざフォントを買っていただくことも、こちらで購入してお渡しすることも難しい状況でした。
バンドルフォントや、他の似たようなものでお値打ちなものをいろいろと探したのですが、どれも決め手に欠けるため、少し発想を変えようと思い、このことを加納佑輔さんにも一緒に考えてもらいました。
そうしたところ色々とアイデアが広がり、最終的には、我々は合成フォントのヘビーユーザーなので、バンドルフォントを組み合わせることでなんとかならないだろうかという話になりました。そしてさらに、多くの人が既に持っているフォントをより美しく使うことができるのであれば、多くの人とお仕事を共有できるというアイデアにまで広がりました。

◉バンドルフォントによる、見やすく、美しい合成フォント

このような経緯から生まれた企画を、次の内容で合成フォントに設計しました。

◎ゴシック体、明朝体共通
用途としては、グラフィックデザイン全般を想定。モダン系のビジュアルにおいて、見出しから、本文まで幅広く対応。アプリケーションは、Adobe InDesign CS6で作成。 フォント名は、日本語デザイン研究会の活動にご協力いただいている松井ゆりさんとブレインストーミングをしてNM-ACUと命名。

◎ゴシック体版
[漢字]つぶれにくく、美しい、ヒラギノ角ゴシック(Mac OS Xバンドル、MORISAWA PASSPORT収録)。
[かな]も自然なデザインのヒラギノ角ゴシック。
[全角記号][半角欧文][半角数字]は、Frutiger系、Myriad系の小塚ゴシック(Adobeアプリケーションにバンドル)。
[全角約物]は、ウエイトが上がっても括弧類が太くならない明朝系で、かぎ括弧の大きさが適度な小塚明朝(Adobeアプリケーションにバンドル)。
様々な仕事で利用することを考え、全角英数字、丸付き数字、囲み数字、単位等々もできるだけ全て同じデザインの文字が表示されるようにする。

◎明朝体版
現代の日本語の文字は明朝体が基本なので、明朝体版も用意する。
[漢字]つぶれにくく、美しい、ヒラギノ明朝(Mac OS Xバンドル、MORISAWA PASSPORT収録)。
[かな]も自然なヒラギノ明朝。
[全角約物][全角記号]は、自然なデザインの小塚明朝(Adobeアプリケーションにバンドル)。
[半角欧文][半角数字]は、トランジショナル・モダンなAdobe Caslon(Adobeアプリケーションにバンドル)。全角英数字と半角英数字のデザインがゴシック体版ほどマッチしないが、使用頻度の高い半角英数字部分の自然さ、カッコよさを基準に選択。そのためOpenType機能の欧文イタリックが使えない等の制限があり。

合成フォントファミリーNM-ACUは、上記の特徴を持った合成フォントで、現在InDesign版のみです。今後Illustrator版も作成し、InDesignとIllustratorのどちらでも使用できるIllustrator版で正式リリースとしたいと考えていることもあり、テスト版としてダウンロードできるようにします。


フォントのイメージと比較

約物・記号類で
デフォルトから特別に変更したもの


◉NM-ACUフォント2014年7月21日現在のラインナップ

◎JIS2004字形対応版
⇒ https://drive.google.com/file/d/0B2Aac8b8V5_5YkxZY0UwYldzNms/edit?usp=sharing
ゴシック体
NM-ACU-Sans-ProN-W3
NM-ACU-Sans-ProN-W6
NM-ACU-Sans-StdN-W8

明朝体
NM-ACU-Serif-ProN-W3
NM-ACU-Serif-ProN-W6

◎JIS90字形対応版
⇒ https://drive.google.com/file/d/0B2Aac8b8V5_5VTA5blQwLVNmems/edit?usp=sharing
ゴシック体
NM-ACU-Sans-Pro-W3
NM-ACU-Sans-Pro-W6
NM-ACU-Sans-Std-W8

明朝体
NM-ACU-Serif-Pro-W3
NM-ACU-Serif-Pro-W6


◉協力のお願い

この合成フォントファミリーNM-ACUは、例外文字を多数登録するため、例外文字が複数登録でき、コピーペーストでも登録できる、InDesign(CS6)で作成しました。作りやすさを優先してInDesignで作成したのですが、アプリケーションのユーザーの数としてはIllustratorが圧倒的に多いと思われます。この合成フォントをより多くの人に使っていただけるようIllustrator化したいと考えていますが、私の知り得る方法では、Illustratorでの合成フォントの例外文字の登録は1文字ずつしかできないため手に負えないと思っています。
InDesignからIllustratorへ合成フォントファイル書き出す方法、もしくは、スクリプトや何らかの方法でIllustratorで例外文字を効率的に登録する方法お持ちの方の協力を募ります。件名を「NM-ACUの件」として、的場仁利(nori.matobaアットマークgmail.com)までご連絡ください。