2.09.2019

とっぽいゴシック
フライヤー制作しました

フリーフォント配布で有名な、フォントダスさんが先日発表した仮名フォント「とっぽいゴシック」の組み見本兼フライヤー制作を、お手伝いしました。


「とっぽいゴシック」は、東京築地活版製造所の初号ゴシックを元にして制作された、過去の様々な書体を参考に、「い」「お」「と」などの一部の仮名や「!」「?」などに数種類の異体字を盛り込んだ意欲的な書体です。

デジタル書体ではあまり見られない、各エレメント処理があったり、拗音促音が小さかったり、ゴシック体なのに、明朝系の句読点を収録していたりと活字好きのツボを捉えた書体だと思います。
6種類のフライヤーそれぞれを見ることで、どんな異体字が入っているか、ある程度わかると思います。

仮名書体なので「合成フォント」機能を使って、漢字がある書体と組み合わせる必要がありますが、やはり活版由来ということもあり、オールド系のゴシック体との組み合わせがオススメです。フライヤーでは、オールド系、スタンダード系を含む6種類のゴシック体との組み合わせを提案しています。それぞれ比べてみて使用時の参考にして下さい。

とっぽいゴシックは「フォントダス」初の有料フォントだそうですが、これだけたくさんの異体字が入っていて、1000円は安いです。異体字がない「フリー版」もありますので、まずはそちらで試してみるとよいかもしれません。

◉関連リンク
とっぽいゴシック(フォントダス)
フォントダス
Japaaan(紹介記事)